東京都庁=小川信撮影

 東京都は、インフルエンザが流行シーズンに入ったと発表した。9月22~28日の都内定点医療機関1カ所あたりの患者報告数が1・96人となり、流行開始の目安とされる1人を超えた。昨シーズンに比べ1カ月以上早いシーズン入りとなった。

 都保健医療局によると同22~28日、定点医療機関418カ所から計818人の患者報告があった。保健所別で見ると、最も多いのは中野区6・40人で、江東区4・93人、文京区4・86人、千代田区3・50人、渋谷区3・43人、みなと(港区)3・22人が続いた。

 同1日以降の今シーズンは、同28日までに都内46校が学級閉鎖などの臨時休業となった。内訳は、小学校と中学校18校ずつ、高校10校。

 小池百合子知事は3日の定例記者会見で「手洗い、マスクの着用など、基本的な感染対策を心がけることを改めて申し上げたい」と呼び掛けた。【柳澤一男】

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