
米実業家イーロン・マスク氏が、自身が設立した人工知能(AI)の新興企業xAIでインターネット上の新しい百科事典を開発中だと明らかにしました。誰でも編集できる「ウィキペディア」を「大幅に改善」したものになるとしています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「マスク氏の新百科事典開発」を解説します。
Q なぜ新しい百科事典を開発するの?
A マスク氏は、ウィキペディアがリベラルに偏っていると考えていて、その点に不満を持っています。xAIの対話型AIであるGrokにちなみ、「グロッキペディア」(Grokipedia)と名付けるそうです。
Q マスク氏はこれまでも不満を訴えていたの?
A ウィキペディアの運営に必要な寄付をしないよう、X(ツイッター)でユーザーに呼びかけたことがあります。
Q 他にもウィキペディアに批判している人がいるの?
A トランプ政権の特別顧問を務めるベンチャー投資家のデービッド・サックス氏も、ウィキペディアについて「左翼の活動家」が編集し、「救いようがないほど偏向している」とXで主張しています。マスク氏はこの投稿に反応する形で新しい百科事典のことを明らかにしました。サックス氏は、ウィキペディアの記述がAIの学習データに使われることを問題視しています。
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