東急田園都市線で衝突した列車を調べる運輸安全委員会の調査官ら=川崎市高津区で6日午後0時5分、宮本麻由撮影

 川崎市高津区の東急田園都市線梶が谷駅近くで5日夜、列車同士が衝突し、一方の列車が脱線しました。けが人はいませんでしたが、田園都市線や大井町線の一部区間で運転が止まり、多くの人の通勤・通学に影響が出ました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「東急田園都市線の列車衝突事故」を解説します。

Q 東急田園都市線の列車衝突事故って聞いたよ。どんな事故だったの?

A 梶が谷駅近くの線路で5日夜、停車していた回送列車に普通列車がぶつかり、回送列車の最後尾車両が脱線しました。

Q けがをした人はいなかったんだね。

A 乗客149人と乗員2人が普通列車に乗っていましたが、けが人はいませんでした。

Q どうして列車がぶつかったの?

A 回送列車が本来止まるべき場所より手前で止まり、最後尾が隣の線路にはみ出していたところに、普通列車が時速48キロで走ってきて衝突しました。

Q 事故のあと、電車はどうなったの?

A 田園都市線は渋谷―鷺沼間、大井町線は二子玉川―溝の口間で運転が止まり、7日午前0時ごろから全線で運転が再開されました。

Q 今後はどうなるの?

A 国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官を派遣しました。国土交通省は東急電鉄に対し、原因究明と再発防止策の検討を指示しました。

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