(写真はイメージです)Umanoide-Unsplash

<歯科矯正のために歯医者を訪れた母娘。レントゲン写真を見て「何が起きたのか理解できなかった」>

米ワシントン州で、ある母娘が歯科医院を訪れると予想外の出来事が起きた。

【話題の写真】「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ「衝撃の物体」にSNS震撼

13歳の娘を矯正歯科に連れて行き、「矯正の準備を始めよう」としていた母親のオフィーリア(仮名)が目にしたのは、娘のX線写真に写った「衝撃の物体」。

「矯正歯科医が部屋に戻ってきて、X線画像をスクリーンに映したの。私たちは同時にそれを見て、しばらく何を見ているのか理解できなかった」と、オフィーリアは本誌に語っている。

画面に映っていたのは、娘の副鼻腔に入り込んだ小さな金属片のようなものだった。どうしてそんなものが体内に入り込んだのか、オフィーリアには見当がつかなかったが、1人だけその理由を知っている人物がいた――娘本人だ。

ことの発端は6か月前にさかのぼる。13歳になったばかりの娘が、オフィーリアに「鼻ピアスを開けたい」と頼んできたのが始まりだった。「友だちが鼻にピアスを開けたのを見て、自分もやりたいと言い出した。でも私は、16歳になるまでダメだと答えた」とオフィーリアは話す。

ジョンズ・ホプキンス大学医学部がまとめたデータによると、27〜42%の若者が何らかのボディピアスを経験している。こうした傾向の中で、オフィーリアは娘に耳のピアスは許可していたが、鼻ピアスは「まだ早い」と感じていた。しかし、娘はその「却下」を簡単には受け入れなかった。

「娘は重度のADHDで、その頃は衝動をまったく抑えられなかった」と、オフィーリアは語る。「それで耳に着けていたピアスを手に取り、それを鼻に無理やり通そうとした」

ボディピアスを開ける場合は、専門の技術を持ったプロに依頼することが推奨されている。だが今回のケースでは、それを無視した代償が思わぬかたちで現れることになった。

「どうやら途中で、内側から無理に押し込もうとしたらしいの。でもそのときくしゃみをしたのか、何が起きたのかわからないけど、結局ピアスを吸い込んでしまった。それが副鼻腔に引っかかった」

娘は深刻なジレンマに直面した。「私が反対したばかりだったから、恥ずかしくて何も言えなかったみたい」とオフィーリアは話す。異物が体内に入ったにもかかわらず、痛みも違和感もなかったため、娘はその存在を忘れてしまうか、「喉の方に落ちた」と思い込んでいたようだ。

そしてすべてが矯正歯科の受診とX線検査で明らかになった。オフィーリアはそのとき撮影されたX線画像を、自身のRedditアカウント(u/Scared_Category6311)に投稿。画像はたちまち話題となり、7万3000件以上の高評価を集めた。

幸いにも、事態は無痛かつ円満に解決された。「異物の正体と経緯がわかったあと、以前、娘の扁桃腺を摘出してくれた耳鼻科の先生に連絡した。長い医療用ピンセットと巧みな手さばきで、無事に取り除いてくれた」とオフィーリアは話す。

「娘は処置中もまったく痛みを感じなかったし、冷静に対応してくれた。結果としてはよく乗り越えてくれたと思う」

現在はすっかり日常に戻っているというオフィーリアだが、かつての「鼻ピアス禁止令」については少し考えが変わったようだ。「娘はいまだに鼻ピアスは開けていないけど......今年中にはいいかもしれないね」と語っている。

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