絢爛(けんらん)豪華に飾られた祭り屋台で知られる「秋の高山祭」(八幡祭)が9日、岐阜県高山市で幕を開けた。今年は修理に入った1台を除き、国の重要有形民俗文化財の10台が桜山八幡宮一帯へと曳(ひ)き出された。10日まで。
表参道には朝から9台がそろった。精巧な竜や獅子の彫刻、金色に輝く屋根飾りを観光客が盛んにカメラに収めた。
境内では布袋台(ほていたい)がからくりを奉納。男女の唐子人形が空中ブランコのように棒を渡り、福々しい布袋和尚の肩や手に乗り移る離れ業を見せた。
日暮れとともに宵祭(よいまつり)が始まり、多くのちょうちんをともす屋台が風情のある町並みを行く。
高山市は2日間で20万人の人出を予想している。
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