JR京都駅八条口の商業施設「京都アバンティ」に2026年春、和太鼓パフォーマンス集団「DRUM(ドラム) TAO(タオ)」の専用劇場が開業する。野村不動産(東京都)が発表した。空港や新幹線へのアクセスの良さを生かし、訪日外国人の「夜観光」の需要を取り込みたい考えだ。
ドラム・タオは1993年に結成された。迫力あるパフォーマンスを織り交ぜた和太鼓演奏は海外でも人気だという。阿蘇くじゅう国立公園内に野外劇場「TAOの丘」があるが、屋内の専用劇場は初めて。
新劇場はアバンティの9階にできる。フロア面積は約1400平方メートルで、客席数は約320。バーカウンターも設ける。もともと龍谷大のホールだったが、野村不動産が3月に取得し、改装工事を進めている。ロングラン公演を1年を通じて行う予定で、京都の夜の新たな魅力を発信したいという。
野村不動産が劇場などの文化施設を手がけるのは初めてといい、施設運営は旅行大手JTBのグループ会社が担う。
野村不動産の広報担当者は「言語や文化を超えて感動を共有できる場を京都につくり、世界の人々の距離を近づける劇場を実現したい」としている。
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