
リノベ中の住宅に「謎の空間」 39andfine-Instagram
<南ロンドンの古い住宅を改装していた夫婦が、壁の奥に「未知の部屋」を発見した。封鎖された空間の正体は>
ロンドン在住のレイチェル・ゲイジさん夫妻が、自宅のヴィクトリア様式の家をリノベーションしていたところ、建築家から「隠された部屋がある」と知らされ、衝撃を受けた。
【動画】家の図面に「存在しない部屋」...リノベ中に見つかった「謎の空間」とは
ゲイジさんはInstagramのアカウント「39andfine」にリール動画を投稿し、「私たちの家に隠し部屋があった」と発表した。この発見はハロウィンを目前にした時期に起こったもので、彼女は「少しゾッとした」と語っている。
「スリラー小説を読むのが大好きなのですが、そのせいで想像力が豊かすぎて、つい最悪のことを考えてしまうのです」とゲイジさんは本誌に語った。「軽い気持ちで話そうとしても、内心では『何か悪いものがあるのでは』とパニックになっています」とも話している。
家のリノベーションは多くの人にとってストレスの多い体験である。リフォームサービス「Sweeten」の依頼でSchlesinger Groupが実施した調査によると、約1000人のアメリカ人のうち85%が「家の改修はストレスだ」と回答している。
ゲイジさんにとって今回の改修は、長年の夢を叶えるための大きな挑戦であるという。「この通りに住むのがずっと夢だったのです。でも他の家はすでにリノベされていて手が届きませんでした」と語る。「ところが2年前、この家が売りに出され、湿気などの問題があったため手頃な価格で購入できました。それから2年間住みながら貯金をして、ようやく改修に取りかかることができたのです」と話した。
最も大変なのは、フルタイムの仕事と副業をこなしながら費用を抑えることだという。「精神的にも肉体的にもギリギリのところで頑張っています。できるだけ自分たちで作業してコストを抑えようとしていますが、始めて2週間でもうクタクタです。でもそれでもやる価値はあると思います」と語った。
工事が始まって間もないが、すでに思わぬ発見があった。それが家の裏手にある「謎の空間」である。
「裏から見ると、板で塞がれた窓とドアがあるように見えます。でも実際は内側からレンガで完全に塞がれていて、全くアクセスできないのです」とゲイジさん。「室内から見ると、バスルームのドアは1階のトイレにつながり、窓は収納棚の裏だと思っていました。まさか他に空間があるとは思ってもみませんでした」と話した。
しかし、建築家に実測調査を依頼した際に状況が一変したという。「建物全体を正確に測定して図面を作ってもらったところ、バスルームの内部の寸法が外側と一致していないことが分かったのです」と説明した。
夫妻はまだその空間を開けて中を確認していない。SNSで発見を報告したところ、多くのフォロワーが様々な推測を寄せている。「コメントでは『トイレ』か『パントリー(食品庫)』ではないかという意見が多いです。それなら嬉しいのですが、中がひどい状態ではないかと心配です」と話した。
ゲイジさんは、なぜこの空間がレンガで塞がれ、長年放置されてきたのかが理解できないという。「誰かが使えるスペースをわざわざ閉じるなんて信じられません。だからこそ、何か面白いものが見つかることを期待しています」と語った。
もっとも、いずれにせよ近いうちに中を見ることになる。「私たちは増築工事を予定しているので、その部分は取り壊さなければならないのです」と話す。
現在、彼女のSNSのフォロワーたちは「隠し部屋の正体」が明らかになる続報を心待ちにしている。
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