2024年に東京都内を訪れた観光客の消費による経済効果が18兆4844億円(前年比30%増)にのぼり、04年に調査を始めてから最高額になったと都が発表した。コロナ禍を経て観光客が戻り、消費が上向いているという。
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都が発表したのは、観光客の消費によってほかの産業の売り上げなどがどの程度増えたかを示す「生産波及効果」。コロナ禍前の19年と比べると、24年は1・5倍になった。
都の担当者は「国内外を問わずに観光客が戻ってきたことに加え、外国人旅行者を中心に1人あたりの消費額が高い」と話す。
今年1~3月に都内を訪れた日本人旅行者数はほぼ横ばいの1億2269万人だったが、外国人旅行者数は742万人(前年同期比33%増)と大きく伸び、四半期ベースでは過去最高だった。観光客による消費額は2兆2432億円(同33%増)となった。
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