飼い主を待ち続けた2匹の子犬は捨てられた場所から離れようとしなかった(写真はイメージです) Laura Roberts-Unsplash

<森の中に捨てられた2匹の子犬。保護に駆けつけた女性の救出劇が注目を集めている>

米ウェストバージニア州の女性が、置き去りにされた2匹の子犬の存在を知り、救出に駆けつけた際の動画を公開した。

【動画】森の中で飼い主を待ち続け...2匹の子犬の感動の救出劇

TikTokユーザーの@griffeychroniclesが投稿した動画には、子犬たちが捨てられた森の中に投稿者が入り、助け出そうとする様子が映されている。

キャプションには「女性が犬を捨てる様子を捉えたフェイスブックのリールを見て、その子犬たちのことが頭から離れなくなった。そこへ行き、保護できるかどうか確認しなければならなかった。時間が経つほどそれが難しくなるか、子犬たちは死んでしまうと思った」と書かれている。

「子犬たちが捨てられた場所まで車を走らせると、彼らはまだそこにいた。一晩をそこで過ごし、飼い主が戻ってくるのを待っていたのだ。理解できない。犬を放り出し、車で走り去り、夜は眠りにつき、彼らのことを忘れることができたのだろうか」

投稿者は、子犬たちにそばに来てもらおうと、ハムを差し出すなど長い時間をかけ、ようやく信頼を得ることができた。

「1時間ほどかかったが、保護することができた。彼らはその場を去りたがらず、あなた(飼い主)を求め、家を求めていた。でも、彼らには安住の場所を得る権利がある」と彼女は書いている。

投稿者は無事、子犬たちを安全な場所へ連れ出すことに成功し、近いうちに新しい里親を探す予定だという。

「幸いにもこの子たちは救われ、良い家庭を見つけるだろう。しかし、そう幸運ではない動物があまりにも多い。この状況を心底悲しく思う」

米国動物虐待防止協会(ASPCA)によると、2024年に米国内の保護施設に収容されたホームレス犬は約300万匹に上る。里親に引き取られた犬は約200万匹で、55万4000匹が飼い主のもとに戻り、52万4000匹は他の団体に譲渡された。一方、33万4000匹が安楽死処分されたという。


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