日本でコアラの飼育が始まった10月25日の「コアラの日」に合わせ、鹿児島市の平川動物公園がその生態などを学んでもらうイベントを計画している。飼育員が手作りした紙芝居やバックヤード見学を通して、動物園の人気者を身近に感じてもらう。
コアラは1984年10月25日にオーストラリアから来日し、平川動物公園、多摩動物公園(東京都日野市)、東山動植物園(名古屋市)で飼育が始まった。平川動物公園では現在も国内の園では最多となる20頭(雄9頭、雌11頭)を飼育中だ。
イベントは25、26日にある。25日は午前11時20分からコアラ館で紙芝居の上演があり、野生のコアラの生態を伝える。また同日午後1時半からは園で自家栽培し、コアラたちの餌になっているユーカリの畑を見学してもらうことにしている。
26日午前11時15分からは飼育現場の様子も知ってもらおうと、コアラ館のバックヤード見学を計画している。
担当者は「かわいらしいコアラの飼育現場の裏側や、野生のコアラの現状を知ってもらいたい。普段は聞けないような話が聞けたり、見られない場所が見学できたりするのでぜひ来ていただきたい」と来園を呼び掛けている。
イベントの詳細はホームページでも紹介している。問い合わせは平川動物公園(099・261・2326)。【中里顕】
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