ライオン=ゲッティ

 タイでライオンをペットとして飼う人が増えているそうです。交流サイト(SNS)で人気が高まりましたが、飼育に関するトラブルや社会問題も起きています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「タイで人気のペット・ライオン」を解説します。

Q ライオンがペットって聞いたよ。どうしてタイで人気なの?

A SNSでライオンと一緒に遊ぶ様子が投稿され、「映える」ペットとして人気が高まりました。富の象徴としても珍重されています。

Q どれくらいの人が飼っているの?

A タイでのライオンの飼育数は2018年の131頭から24年には444頭まで急増したという調査があります。

Q ライオンってどこで買えるのかな。

A タイ国内には10近くのライオンファームがあり、そこで飼育・繁殖されたライオンが販売されています。ブームを支えているのは繁殖業者の存在です。

Q ライオンを飼うのにどれくらいお金がかかるの?

A 人気がある白いライオンは55万バーツ(約257万円)ほどで、毛並みが良いと100万バーツになることもあります。毎月の経費も1頭あたり5万バーツ(約23万円)かかります。

Q 飼育にルールはあるの?

A 国立公園・野生動物・植物保護局(DNP)が飼育許可を出しています。条件は、適切な広さのおりやエサ、水、識別用マイクロチップの装着などです。

Q 事故が起きたこともあるの?

A 10月4日には西部カンチャナブリ県で飼われていたライオンが逃げ出し、近隣住民2人を襲う事故がありました。危険性も指摘されています。

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