大分県宇佐市の宇佐神宮に1276年ぶりの「里帰り」を果たした奈良市・手向山八幡宮の祭神が28日朝、御鳳輦(ごほうれん)(神輿(みこし))に乗って無事に同八幡宮に戻った。御鳳輦はそのまま拝殿で公開され、訪れた多くの参拝者が見学していた。11月3日まで。
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「続日本紀(しょくにほんぎ)」などによると、手向山八幡宮の祭神は749年、東大寺の大仏建立のために宇佐神宮から分祀(ぶんし)されて平城京に来たとされる。宇佐神宮が今年、御鎮座1300年を迎えたのを記念し、26日に御鳳輦に乗って「里帰り」の参拝を果たした。その後、トラックとフェリーで奈良へ戻った。
御鳳輦の拝殿での公開は31日まで(30日は閉門日)の予定だったが、今回の里帰りが報道されて話題になったことなどを受けて、11月3日までに延長された。上司延禮(のぶひろ)宮司は「少しでも多くの人に見ていただければ」と話している。
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