政府が国際観光旅客税(出国税)の引き上げを検討していることが分かりました。訪日外国人に多く負担してもらい、観光地の混雑やマナー違反などの「オーバーツーリズム(観光公害)」対策に使う狙いです。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「出国税の引き上げと観光公害対策」について解説します。
Q 出国税ってどんな税金なの?
A 出国税は、日本から海外に出るときに1人あたり1000円を支払う税金です。2019年に創設されました。
Q どうして出国税を上げるの?
A 観光地の混雑やマナー違反などのオーバーツーリズム対策に使うお金を増やすため、出国税の引き上げが検討されています。
Q オーバーツーリズムってなんだっけ。
A オーバーツーリズムは、観光客が多すぎて、交通機関が混雑したり、マナー違反が起きたりすることです。
Q どれくらい上げる予定なの?
A 高市早苗首相は自民党総裁選の討論会で、「出国税を3000円に引き上げてでも使いたい」と発言。政府は3000円以上への引き上げを検討しています。
Q 日本人も出国税を払うの?
A 出国税は日本人も海外に行くときに支払う必要があります。日本人の旅行控えにつながらないよう、パスポートの発行手数料を下げる案も浮上しています。
Q 外国人の観光客は減らないの?
A 負担が増えることで外国人の訪日が減る心配もあります。政府内では「外国人や観光事業者に十分な配慮が必要だ」として、慎重に議論する声もあります。
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