都は13日、都内のインフルエンザ感染者数が3~9日の集計で警報基準を超えたと発表した。定点医療機関1カ所あたりの報告数が30人を超える保健所の管内人口の合計が、都内人口の30%を上回った。昨シーズンより6週早い。
都保健医療局によると、都内の保健所31カ所中、12カ所で定点あたりの報告者数が30人超となった。12カ所の管内人口は都内の46・18%。
9月1日~11月9日の、都内の学校や社会福祉法人などで発生した集団感染の事例は1616件。また、幼稚園や小中高校などの臨時休業は1125カ所に上り、前年の99カ所を大きく上回った。
保健所別で見ると、定点医療機関1カ所あたりの報告数が最も多いのは町田市56・15人。中野区53・90人、荒川区45・57人、池袋41・50人、多摩府中36・55人――と続いた。
特に10代以下が報告数全体の約80%となっており、小中学校での集団感染が多い。同局はこまめな手洗いや消毒、特に人混みでのマスクの着用、栄養や休養をしっかり取ることなどを呼びかけている。【柳澤一男】
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