箱詰めされた紅まどんな=松山市で2025年11月13日午前9時17分、広瀬晃子撮影

 愛媛県内のみで栽培される高級かんきつ「紅まどんな」の選果が13日、JAえひめ中央の堀江選果場(松山市福角町)で始まった。販売は15日に解禁され、県内外の店頭に並ぶ。

選果される紅まどんな=松山市で2025年11月13日午前8時57分、廣瀬晃子撮影

 紅まどんなは、ゼリーをほうふつとさせるとろけるような食感が特徴で、贈答品としても需要が高い。2025年産は県内の319ヘクタールで栽培され、厳しい基準をクリアしたものだけを紅まどんなとして販売。同JAの管内では約150ヘクタールで栽培し、出荷量は2417トンを見込む。出荷は26年1月上旬まで続くという。

 同JAによると、今季は梅雨明けが早く、夏や秋の高温で着色に遅れが見られるものの、品質は例年並みに仕上がったという。

 同選果場では、機械で糖度などを測定し、目視でも傷の有無や大きさなどを点検。等級別に仕分けされ、次々と箱詰めされていった。JAえひめ中央営農部果樹課の伊藤聡課長は「贈り物や自分へのご褒美として購入してもらえれば」と話している。【広瀬晃子】

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