12月2日以降、従来の健康保険証が使えなくなります。厚生労働省は12日付で、これを持参した場合でも保険資格を確認できれば患者に10割負担を求めない措置を講じるよう医療機関に通知しました。マイナ保険証への移行に伴う暫定措置で、期間は2026年3月末までとなります。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「マイナ保険証への移行と従来の健康保険証」を解説します。
Q 従来の健康保険証はなぜ使えなくなるの？
A マイナ保険証に移行されるためです。政府は昨年12月、従来の保険証の新規発行を停止し、「最長で1年間は有効」という経過措置を設けていました。これが12月1日に終わるのです。厚労省は従来の保険証を持ってきたとしても、2026年3月末までは保険資格を確認できれば10割負担を求めない措置を講じるよう医療機関に通知しました。
Q どういう人が対象になるの？
A 今回は、新たに会社員や公務員らが措置の対象に加わる形です。後期高齢者医療制度の保険証や、自治体が運営する国民健康保険証の多くは今年7月末に有効期限を迎え、厚労省は同じような措置を講じるよう6月に通知していました。
Q 厚労省はほかにどんなことを求めたの？
A マイナ保険証や従来の保険証と同じように利用できる「資格確認書」を次回以降に持参するよう呼びかけることも求めました。
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