和歌山県海南市藤白の酒造会社「中野BC」は、今年仕込んだ梅を使った新酒「香る南高NOUVEAU(ヌーボー)」を解禁した。県南部の産地に甚大な被害をもたらした4月の降ひょうを乗り越え、甘みと酸味のバランスが良いスッキリとした味わいに仕上がったという。
同社が梅酒ヌーボーの販売をはじめたのは2011年で、今年で15年目となった。円安などの影響でフランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の市場縮小が続く中、“国産ヌーボー”を楽しむ文化を広げていきたいとしている。
イオンモール和歌山(和歌山市)では30日まで、特設売り場で香る南高ヌーボーを売り出している。同社の仲原瑞希さんは「通常の梅酒よりも甘酸っぱい味わいが特徴。炭酸で割るとシャンパン風にもなるので、年末年始の食卓でぜひ味わってほしい」と話した。
720ミリリットルが1595円(税込み)。中野BCのオンラインショップや酒屋、スーパーなどで購入できる。数量限定で、例年年明けごろに終売するという。【安西李姫】
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