トランプ米大統領=西田進一郎撮影

 米国の高等教育機関に今年度入学した留学生が前年比で17%減ったことが明らかになりました。多くの大学が、トランプ政権によるビザ(査証)発給の厳格化が影響した可能性があるとみています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ビザ厳格化で米国の留学生17%減少」を解説します。

Q 米国の留学生が減ったって聞いたよ。どれくらい減ったの?

A 今年度、米国の高等教育機関に新しく入学した留学生は、前年より17%も減りました。これは新型コロナウイルスの流行時を除くと、過去10年超で一番大きな減少幅です。

Q どうしてそんなに減ったの?

A 多くの大学は、トランプ政権がビザの発給を厳しくしたことが大きな理由だと考えています。

Q どのくらいの大学で留学生が減ったの?

A IIE(米国際教育研究所)の調査によると、回答のあった約830の大学などのうち、57%で新しく入る留学生が減ったと答えています。

Q 留学生の出身国はどこが多いの?

A 前年度のデータでは、米国の大学にいる留学生のうち、インドと中国の出身者が全体の半数超を占めています。

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