お金を盗む猫の動機は?(写真はイメージです) Syed F Hashemi-Unsplash

<いたずら猫が飼い主の恋人からせっせと現金を盗み、秘密の隠し場所に蓄えていた現場を発見された。証拠を突きつけられた猫の反応はTikTokで爆笑を誘っている>

いつもの場所にお金がないことに気付いたカップルは、家の中の捜索に取りかかった。目を付けたのは猫ハウス。白黒猫のミスター・ハニーは、自分の隠れ家に手を突っ込む男性の様子を、横に座ってじっと見守っていた。

【動画】猫ハウスから現金ザクザク...せっせと盗んで蓄えていた犯人に爆笑

10月1日にTikTokに投稿されたこの動画は620万回以上再生されている。男性は猫ハウスに何度も手を入れては大量の紙幣をつかみ出した。キャプションの中で飼い主から「泥棒猫」と呼ばれたミスター・ハニーは徐々に証拠から目をそらし、無邪気な顔で、猫ハウスから次々に出てくるお金に驚いた様子をして見せた。

飼い主のケイトリンさんはTikTok経由で本誌の取材に対し、現金がどこへ消えたのか分かるまで数週間かかったと振り返った。ミスター・ハニーが盗んでいたのは、ケイトリンさんが知る限り、現金だけだったという。

「ナイトスタンドから物をはたき落とすのは普通の猫の行動ですよね」とケイトリンさんは言う。「私のボーイフレンドがお金を置いていたナイトスタンドの横に猫ハウスがあって、この子はナイトスタンドからお金をはたき落としては猫ハウスに入れていたんです」

もっとも、ミスター・ハニーが盗みを働こうとしたのは今回が初めてではなかった。ケイトリンさんは以前TikTokに投稿した動画で、キャットニップをミスター・ハニーに盗まれないよう、引き出しに入れて鍵をかけなければならないと打ち明けていた。

一方、TikTokユーザーは猫の味方だった。ミスター・ハニーは無実だと訴え、有罪を証明する手順が適切ではないと主張している。

「捜索令状は取ったの?」というユーザーや、「違法な捜索かも」というユーザーも。

猫になり替わって「おや?なんでこんな所に??」ととぼける声や、「気の毒な猫ちゃんの蓄えが...」と猫に同情するコメントもあった。

家の中にあるはずのものが見つからない場合、あきらめる前に、猫に目を向けるといいかもしれない。

猫情報サイトのCatsterに掲載された獣医師監修の記事によると、猫の盗みは本能的な行動の場合もあれば、飼い主の気を引こうとするいたずらの場合もある。小さな物に手を出すのは生まれながらの狩猟本能で、その行動がため込みにつながることもある。

退屈したり、構ってほしかったりして盗むこともある。物を盗んでおもちゃにすることで心と体の刺激になり、ストレスも解消できる。

こうした行動を防ぐためには猫と過ごす時間の質を高め、おもちゃを入れ替えて興味を持続させ、毎日時間を決めて一緒に遊ぶことを同記事は奨励している。この日課とおもちゃの入れ替えによって、猫に楽しみができる。ただしヘアゴムやペン、鉛筆などの小さなものは、ペットの届かないところにしまっておく必要がある。

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