
大阪・関西万博の会場内に設置された2体のミャクミャク像の移設に伴って29日に開かれる「ミャクミャク旅立ちセレモニー」で、イベントの抽選倍率が約167倍だったことがわかった。
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大阪府によると、式典の観覧者について府内在住の1千人を対象に府のホームページで募集した。その結果21日から24日の計4日間で申し込み人数16万6918人(申込件数7万5718件)の応募があり、倍率は約167倍となった。
募集が始まった21日午後2時ごろには、想定を上回るアクセスが府のHPに集中。サイトがダウン寸前になったため、一時募集をストップするなどの対応をとったという。

抽選結果が出た25日夕方以降SNS上では、当選者が「当たるとは思っていなかった。奇跡」などと盛り上がった一方、落選者からは「旅立ちセレモニーがあるってことは、お迎えセレモニーもあるよね」など、悔しがる投稿もあった。
式典への招待を1千人とした理由として、府の担当者は「会場の広さや安全管理を考慮した人数」と説明。多くの応募があったことについては「多くの方に関心をもっていただきありがたい。当選された方は当日楽しんで欲しい」と話した。
府によると、東・西ゲート付近のミャクミャク像は、式典後に会場内の別の場所で保管され、来年3月ごろに1万博記念公園(大阪府吹田市)に移設され数カ月間展示される予定だ。
その後は、府内各地を巡回し、将来的に大阪・関西万博の会場の跡地となる夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)に再度設置する計画という。



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