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大屋根リングの前で迎え出ているミャクミャクと写真を撮る来場者たち=2025年9月27日午後0時8分、大阪市此花区、大山貴世撮影

 大阪・関西万博の会場内に設置された2体のミャクミャク像の移設に伴って29日に開かれる「ミャクミャク旅立ちセレモニー」で、イベントの抽選倍率が約167倍だったことがわかった。

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 大阪府によると、式典の観覧者について府内在住の1千人を対象に府のホームページで募集した。その結果21日から24日の計4日間で申し込み人数16万6918人(申込件数7万5718件)の応募があり、倍率は約167倍となった。

 募集が始まった21日午後2時ごろには、想定を上回るアクセスが府のHPに集中。サイトがダウン寸前になったため、一時募集をストップするなどの対応をとったという。

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万博の東ゲート近くのミャクミャク=大阪市此花区

 抽選結果が出た25日夕方以降SNS上では、当選者が「当たるとは思っていなかった。奇跡」などと盛り上がった一方、落選者からは「旅立ちセレモニーがあるってことは、お迎えセレモニーもあるよね」など、悔しがる投稿もあった。

 式典への招待を1千人とした理由として、府の担当者は「会場の広さや安全管理を考慮した人数」と説明。多くの応募があったことについては「多くの方に関心をもっていただきありがたい。当選された方は当日楽しんで欲しい」と話した。

 府によると、東・西ゲート付近のミャクミャク像は、式典後に会場内の別の場所で保管され、来年3月ごろに1万博記念公園(大阪府吹田市)に移設され数カ月間展示される予定だ。

 その後は、府内各地を巡回し、将来的に大阪・関西万博の会場の跡地となる夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)に再度設置する計画という。

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万博の西ゲート近くのミャクミャク=大阪市此花区
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大阪・関西万博会場の東ゲート近くに設置されたミャクミャク像=2025年6月26日午後2時29分、大阪市此花区、吉川喬撮影
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水が抜かれたウォータープラザ(手前)と大屋根リング=2025年11月11日、大阪市此花区、朝日放送テレビヘリから、林敏行撮影

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