ハッシュタグポーズを決めるお笑いコンビ「エルフ」の荒川さん(後列中央)ら=大阪市浪速区の通天閣で2025年12月4日午前9時30分、露木陽介撮影

 南海電鉄は4日、新今宮駅に副駅名「#まいど通天閣」を導入した。近くにある新世界のシンボル・通天閣(大阪市浪速区)の運営会社「通天閣観光」が南海グループに加入して1周年を記念したもの。「#」(ハッシュタグ)をつけた副駅名は日本初という。

 ハッシュタグは交流サイト(SNS)での検索性を向上させるもので、キーワードに「#」を付けて投稿すると情報が閲覧・拡散されやすくなる。「#まいど通天閣」は通天閣観光が普段からSNSで利用しているという。

「#まいど通天閣」と入った駅名看板前でハッシュタグポーズを決めるお笑いコンビ「エルフ」の荒川さん=大阪市西成区の南海電鉄新今宮駅で2025年12月4日午前10時14分、露木陽介撮影

 通天閣でのお披露目セレモニーでは、大阪府和泉市出身でハッシュタグを持ちネタにするお笑いコンビ「エルフ」の荒川さん(29)が一日駅長として登場。指を重ねて「ハッシュターグ!」とネタを披露し、「通天閣近くでアルバイトをしていた。駅名にハッシュタグが入るのは革命!」と盛り上げた。

 南海電鉄の梶谷知志鉄道事業本部長は導入について「SNSでの発信強化と認知度向上を狙った」と話し、通天閣観光の高井隆光社長も「新今宮駅を利用してもらい、新世界・通天閣の集客につながれば」と期待を込めた。副駅名は駅構内の看板を始め、車内放送などでも使用されるが、「ハッシュタグ」部分は読み上げられない。【露木陽介】

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