スモークで鮮やかな六つの弧を描くブルーインパルス=福岡県築上町で2025年11月30日午後12時42分、出来祥寿撮影
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 航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)で11月30日、恒例の航空祭があり約8万2000人(基地発表)が訪れた。2年ぶりに松島基地(宮城県)のブルーインパルスによる曲技飛行もあり、航空ファンや家族連れを魅了した。

 飛行展示は、築城基地所属のF2戦闘機6機のフライトで開幕した。ブルーインパルスは6機が、垂直上昇や背面飛行、一糸乱れぬ編隊飛行を披露。スモークを噴射し青空に大きな六つの弧を描くなどし、来場者は盛んに拍手を送っていた。

 地上ではF4戦闘機やF15戦闘機のほか、陸上自衛隊の輸送機オスプレイも展示された。

 一方、基地の正面入り口付近では地元の平和団体「平和といのちをみつめる会」のメンバー約20人が、築城基地の「米軍基地化」に反対する幕を掲げて座り込んだ。渡辺ひろ子代表(77)は「兵器で平和がつくれないことを訴えたい」と話した。【出来祥寿】

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