オーストラリアで10日、16歳未満の子供が交流サイト(SNS)を使うことを禁止する法律が施行されました。国としての禁止措置は世界で初めての取り組みです。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「オーストラリアのSNS禁止」を解説します。
Q オーストラリアでSNS禁止って聞いたよ。どんな法律なの?
A 16歳未満のSNS利用が禁止されました。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」など、さまざまなSNSが禁止の対象になっています。
Q どうやって年齢を確認しているの?
A SNSを運営する企業は、写真やカメラで顔を写し、その人が何歳くらいかを判断する「顔認証」などの方法で年齢を確認する「合理的な措置」を取ることが求められています。
Q 子供たちは本当にSNSを使えなくなったのかな?
A アルバニージー首相のSNSには「私はまだここにいるよ」「禁止なんて意味がない」といったコメントがたくさん書き込まれており、規制を逃れて使っている子もいるようです。
Q どうしてすり抜けられるのかな。
A 著名人や親、きょうだいの写真を使って顔認証を通過する事例が報告されていて、完全に防ぐのは難しいようです。
Q 今後はどうなるの?
A SNSを運営する企業は、定期的に16歳未満のアカウントを確認し続ける必要があります。欧州やアジアでも同じような法律を検討している国もあります。アルバニージー氏は「(SNS利用を巡って)議論が生まれた時点で既に成功した」と話し、国際社会にも大きな影響を与えると考えています。
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