JR各社は12日、2026年3月14日に実施するダイヤ改定の内容を発表した。利用が好調な「のぞみ」や「はやぶさ」を増発する。
東海道新幹線は土休日を中心に下りは東京駅発午前7~10時台、上りは新大阪駅発午後2~5時台に臨時のぞみを毎時1本増やし、1時間あたりののぞみ最大運転本数を12本から13本に増やす。また、早朝に京都駅始発の上り臨時のぞみを初めて設けるほか、山陽区間からの直通列車では現行の博多駅午後7時発の東京駅行き最終のぞみの後に、同18分発の品川行き臨時のぞみを設ける。
東北新幹線は下りはやぶさを1本増発し、東京駅午前7~11時台発のはやぶさを毎時2本以上とする。一方、夜間作業の時間を確保するため、盛岡、仙台、那須塩原各駅行きの下り最終列車の東京駅発車時刻を20~12分繰り上げる。
JR東日本はダイヤ改定と同時に、平均7.1%の運賃値上げを実施する。消費税の導入や増税、バリアフリー料金の上乗せを除けば、運賃改定は1987年のJR発足以来初めて。値上げは3月14日以降の購入が対象で、乗車日が14日以降でも13日までに購入すれば現在の運賃となる。
4種類ある運賃体系のうち、首都圏の一部区間で割安となる「山手線内」と「電車特定区間」を廃止。これにより、山手線の初乗り運賃(切符)は150円から160円に、東京―新宿駅間は210円から260円にアップする。
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