写真はイメージです Pavel Pomoleyko/Shutterstock
<最初は食べすぎが原因かと思ったが、そのうちに「妊娠30週の大きさ」に相当するほどお腹が膨らんだ18歳の女性。その姿を撮影してSNSに投稿した>
最初は食べ過ぎで太っただけだと思ったという。だが、これといった心当たりもないのに日に日にお腹が膨らんでいき、体調にも変化が表れるように──。カナダに住む10代の少女が、まるで妊娠後期のようにお腹が膨らんだ自身の姿を撮影し、その後で病院で診断された驚きの結果を動画で公開した。
■【写真】10代の少女が妊娠? 心当たりないのに「どんどん膨らむお腹」写真を公開...診断は驚くべきものだった
カナダ・トロントに住む18歳のティーガン・エドワーズが、自身の身体の変化に気付いたのは2023年ごろ。ジャンクフードの食べ過ぎによる体重増加だと思い込んでいたという。しかし、2025年5月になると、単なる体重増加とは思えない異変が次々と現れた。背中の痛みや吐き気に加え、食事も数口で満腹になってしまうようになった。
ほどなくして、エドワーズは骨盤付近にしこりのようなものがあるのを感じ、「何かがおかしい」と本格的に異変を疑い始めた。
「5月には、少し膨らみがあるのに気づいた」と、彼女は本誌に語った。「背中の痛み、吐き気、嘔吐、食事中の不快感や痛み、圧迫感と全身の不快感、あばらのあたりにも痛みがあった」と彼女は言う。「しこりはへその下、右側の骨盤あたりにあり、何かがおかしいと思ったが、怖さもあって深くは考えないようにしていた」
妊娠後期のようになったお腹で発見されたもの
その後、ようやく病院で検査を受けた結果、子宮内膜症の嚢胞の可能性が高いと告げられた。ただ、しこりが卵巣にあるのか、別の場所なのかははっきりしなかった。
その後も不快感は悪化し、絶え間ない痛みに悩まされるようになった。お腹はどんどん大きくなり、まるで妊娠後期の女性のようになっていた。「超音波検査を3回、CTスキャンを1回受けて、血液検査も何度もした」と彼女は言う。「辛くて夜はベッドに横になることもできなかった。私はレストランで働いているのだが、常連のお客さんたちは『妊娠した』と噂したり、お祝いの言葉をかけてきたりした」
そして8月、ついに原因が判明した。なぜお腹だけが異常に膨らんでいたのか。その答えは、幅約20センチ、高さ約25センチ、奥行き約12センチにも及ぶ巨大な嚢胞だった。
痛みの原因が明らかになり、手術で摘出できると知ってエドワーズは安心したが、実際に手術するのに11月まで待たなければならなかった。その間も嚢胞は成長を続け、担当医からは「妊娠30週相当の大きさ」ほどになっていると告げられたという。
本誌に対し、エドワーズは次のように語っている。「この経験は、女性が医療現場でどれだけ軽視されているかを物語っている。ちゃんとした検査をせず、食生活に気をつけるよう言われて終わることがある」
「嚢胞ベビー」の経験をまとめた動画にコメント続々
エドワーズは11月21日に手術を受け、嚢胞からは3リットルもの液体が抜き取られた。術後も痛みや違和感は残っているものの、体調は以前よりずっと良くなり、食事も普通に取れるようになり、体重も健康的な水準に戻った。
診断を受けた後、エドワーズはこの「嚢胞ベビー」の経験をまとめた動画をTikTokに投稿した。彼女のお腹の大きさを映した動画は瞬く間に拡散され、記事執筆時点で46万回以上再生。多くのコメントも寄せられ、嚢胞のサイズに驚きの声が広がっている。
コメントには、「無事でよかった。本当に怖すぎる」「シェアしてくれてありがとう。私たち女性は体の異変を気にしなさすぎだと思う」「もし破裂していたらどうなっていたんだろう?」といったものがあった。
エドワーズは、自身の経験を知ることで、他の人たちが自分の身体に対する懸念をきちんと訴えられるようになってほしいと願っている。
「女性の健康について人々に知ってもらうことに、少しでも貢献できればうれしい」「何かがおかしいと思ったら、自分の感覚を信じて医者にかかり、粘り強く治療するようにと多くの人に伝えたい」
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