今年度開校した川崎市立新小倉小(幸区、児童数534人)で13日、市出身のロックバンド「SHISHAMO」のボーカル&ギター、宮崎朝子さんが作った校歌が初めて披露された。来校した宮崎さんの前で、全校児童が斉唱した。
宮崎さんは、市立川崎総合科学高(幸区)出身。同小の児童たちが地元にゆかりがある人に校歌を作ってもらおうと考え、今年5月に宮崎さんに依頼し、本人が快諾した。校歌作成の過程では、歌詞に入れてほしいという「自分をつくる」「新たな絆」「ともに歩む」など八つのフレーズを宮崎さんに伝えた。
13日の開校記念式典では、これまで練習してきたという全校児童で校歌を斉唱。宮崎さんは「私にとって、とてもいい機会でした。皆さんの歌をきょう初めて聞きましたが、すてきでした」と話した。
校歌は、一番がゆっくりとした曲調で、二番はテンポが上がるという珍しい曲。作曲は宮崎さんで、作詞者は宮崎さんと6年生一同となっている。児童が考えた言葉がすべて歌詞に生かされているためだという。
式典の最後には、校歌作りで中心となった6年生が、宮崎さん宛てのメッセージが入ったアルバムを贈呈した。6年1組の亀嶋祐さん(12)は「お願いした言葉が校歌に入っていて感動しました」と話した。【葛西大博】
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