千葉大学看護学部創立50周年記念式典でおことばを述べられる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=千葉市中央区で2025年12月14日午後2時15分(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは14日、千葉大学の「ゐのはな記念講堂」(千葉市中央区)で、看護学部創立50周年記念式典に出席された。学生や看護学関係者らを前に「皆さまが、患者さんやご家族の思いを受け止め、人々に寄り添いながら活躍されることを願います」とおことばを述べた。千葉大学は国立大で唯一、看護学部がある。

 愛子さまはおことばで、5月に能登半島地震の被災地を訪ねた経験に言及。「災害時の看護や被災者への支援に力を注ぐこともますます大切になってきている」との考えを述べた。「幼少の頃より折に触れて、相手の心身に寄り添う誠実な姿勢に、看護師のすばらしさを感じてまいりました」と明かし、看護分野に携わる人への敬意も伝えた。

 宮内庁によると、愛子さまが社会福祉、保健衛生に関心を持ち、日本赤十字社で働いていることなどを踏まえ、大学側から式典出席への依頼があったという。【山田奈緒】

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