大学入試の「総合型選抜」の指導に特化した受験塾「SS義塾」(本社・東京都)が音信不通になっている問題で、松本洋平文部科学相は16日の閣議後記者会見で「受験生が動揺するような事態が生じてしまっていることについて大変遺憾に思う」と述べた。
SS義塾の複数の保護者によると、12月初めまではオンライン形式で授業が実施されていたものの、7日ごろから問い合わせに対する返信がなくなり、ウェブ上に掲載されていた講座の動画も一斉に削除されたという。
松本氏はSS義塾に対して「しっかりと対応をしていただきたい」と述べた上で、受験生に向けて「不安や動揺もあると思うが、これまでの積み重ねを生かしつつ最後まで実力を伸ばせるように頑張っていただきたい。困ったことがあれば保護者や学校の先生などに相談をして、受験シーズンに臨んでほしい」と呼びかけた。【木原真希】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。