自分そっくりの相手にびっくり(写真はイメージです) Alex Stone-Unsplash

<1年前にいなくなった猫が、家に戻ってきて飼い主を驚かせた。そこにいたのは...>

2匹の猫が、まるで鏡を見ているかのように互いを見つめ合っている。1年ぶりに家に戻った猫の目の前に現れたのは、自分と瓜二つの相手だった。

【動画】なりすまし?! 行方不明だった猫が家に戻ったら...目の前の現実に衝撃

「猫がいなくなって、誰かが6カ月後に見つけてくれた。その後1年もたってから、本物の猫が現れた」。飼い主のアンジアさん(@angia_v)は、TikTokに投稿した12月11日の動画にそう書き込んでいる。動画はこれまでに140万回以上再生された。

保護団体アニマル・ヒューメーン・ソサエティの推計によると、ペットは3匹に1匹(米国では年間約1000万匹)が生涯のどこかで行方不明になる。いなくなった子が全て戻ってくるわけではない。しかしアンジーさんの場合、いなくなった猫と、瓜二つのグレーの猫が、2匹とも家に落ち着いた。

ユーザーはユーモアたっぷりのコメントを寄せている。

「お互いに偽物だって叫んでるね」
「なりすましは冗談じゃ済まない」

同じような経験があるというユーザーもいた。「妹もそうだった。黒猫が1年前にいなくなって、新しい黒猫を飼い始めたら、去年の夏に逃げた猫が戻ってきて、今は黒猫が2匹になった」

一方で、こんな不安の声もある。

「もしもグレーの猫が行方不明になった家族がいて、あなたの猫を自分たちの猫だと思ったとしたら? あなたは今、自分の猫と、その人たちの猫を飼ってるのかも」

アンジアさんが投稿した別の動画では、2匹が至近距離で同じ格好をして、互いにショックを受けた様子で目を見開いて見つめ合っていた。

イギリスの保護団体キャッツ・プロテクションによると、猫は家でのストレス、病気、小屋やガレージに閉じ込められた、ただ遠くへ行き過ぎたなどの理由で行方不明になる。去勢していない猫は交尾の相手を探してさまよい、室内飼いの猫は脱走して方向を見失うことがある。

ほとんどの猫は数キロの範囲内にとどまるものの、中には約120キロも離れた場所まで行ってしまった猫もいる。しかし多くの場合、強い帰巣本能のおかげで、嗅覚や記憶、そして恐らくは地球の磁場を頼りに、たとえ何カ月も何年もかかっても戻ってくる。

迷子になったペットを必死で探している飼い主には、同団体のアドバイスが参考になるかもしれない。

・自宅近くを探す:食器棚、物置、ガレージ、家電をチェック
・名前を呼んで誘う:寝具や衣類など、なじみのある匂いを使う
・近隣に知らせる:写真を見せて近所の人に尋ねる
・テクノロジーの活用:マイクロチップの登録情報を更新し、登録機関に連絡する
・情報を広める:SNSや紛失物掲示板への投稿、チラシの掲載

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