クリスマスは猫にとって危険がいっぱい(写真はイメージです) Jason Mayer-Unsplash

<ローストターキーをカウンターに出しておいたのは、ディナー前に冷ますためだった。しかし猫には猫の計画があった>

カウンターの上に座った白黒の猫は、大きなローストターキーにかぶりついてむしゃむしゃ食べ続けている。ターキーは既に半分ほどなくなっていた。動画はアラスカ州の飼い主が11月、TikTokのアカウント(@tammyleemitchell0)に投稿した。

【動画】ローストターキーを猫がむしゃむしゃ...実は危険だらけのクリスマス料理

七面鳥は猫にとって、鶏肉と同じくらい安全だ。ただしそれは、火が通っていて味付けしておらず、骨が付いていない場合に限る。骨は胃の中で折れて臓器を傷つけたり、詰まったりする危険がある。スパイスや調味料もペットには禁物だ。

動物保護団体RSPCAのオックスフォードシャー支部によると、クリスマスの定番料理の多くはペットにとって有害で、場合によっては命を落とすこともある。チョコレートに含まれるテオブロミンという成分は、犬や猫には代謝できないため、たとえ少量でも与えてはいけない。

レーズンを食べれば腎障害や腎不全を引き起こすことがある。タマネギやタマネギ入りのグレービーソースは赤血球を破壊して貧血の原因になりかねない。グレービーソースは塩分の多さにも危険がある。ブドウなどの果実も有害で、マカデミアナッツは脂肪分が多いことから嘔吐や下痢を引き起こす可能性がある。

脂肪やナトリウムが多いポテトチップスは胃腸の障害につながることがあり、アボカドに含まれるペルシンは嘔吐や下痢の原因になる。アルコール飲料は毒性が極めて高く、重い発作を引き起こしかねない。

骨も危険が大きい。調理した骨は砕けて消化管を傷つける恐れがあり、生の骨の場合は細菌感染を引き起こしたり、詰まったり歯が折れたりする可能性がある。

もしもクリスマスパーティーに猫や犬を参加させたければ、火を通した味付けなしの骨なし肉と、適量の野菜を与えることが望ましい。

11月に投稿された猫の動画はこれまでに79万6000回以上再生され、12万3600の「いいね」が集まった。

ユーザーからは、「いや、ダメ...うちの猫は、私がたとえ遊びでもそんなことさせないって分かってる」(Jailaam12)、「ちょっと年取った子に見える。きっと思い出作りでターキーを食べさせてるんだよね」(Roastyloo333)などのコメントが寄せられている。

「うちは猫と料理を分け合ってる。その子の鼻にキスもする」(Selo)という声もあった。

飼い主が投稿した別の動画によると、ローストターキーを食べた猫は元気にしているという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。