JR東海は、東海道新幹線で運行する最新型車両「N700S」の客室内の防犯カメラ映像を使い、利用客の年代や利用目的などをAIで解析する検証を来年1月に実施する。解析を通じて利用客のニーズや傾向などを探り、輸送計画の立案や旅行商品の設定など、マーケティングへの活用につなげられるかどうかを試すという。

 同社によると、検証期間は、来年1月10日~16日。対象となるのは同社のN700Sで運行する列車の1、6、8号車で、東京~新大阪間の客室内で撮影した映像データを委託先の三菱電機に提供して解析する。映像に記録された顔や所持品、服装の特徴などから、年代や性別、利用目的などを推定し、集計するという。

 防犯カメラは各号車の客室内に6カ所設置されているが、対象の号車以外のデータは検証には使われない。JR東海は、対象データについて「検証以外には使用せず、検証終了後に速やかに削除する」としている。

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