年間500本以上食べるほど日本のパフェが大好きというラウラ・コピロウさん=本人提供
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 フィンランドの文化やライフスタイルを発信するインフルエンサーとして活動するラウラ・コピロウさんは、年間500本も食べるほど日本のパフェを熱愛し、インスタグラムは2・1万人のフォロワーを抱える。

 パフェに見いだした日本文化の美について語ってもらった。【聞き手・西本紗保美】

パフェに見いだす「箱庭」の美

 早稲田大への留学中にフルーツパフェをごちそうしてもらったのがきっかけで、日本のパフェが大好きになりました。仕事後や土日に年間500本以上食べています。食べたパフェは毎日、インスタグラムに日本語と英語の両方で詳しく解説して投稿しています。

 パフェの美しさは「箱庭」と同じだと思っています。日本は狭い空間をいかに美しく見せるかという美意識と文化があると思いますが、パフェは小さなグラスの中をいかに美しく見せるかや、季節感の表現やディテールにもこだわっており、建築やデザインの美を感じます。

 日本人は桜のようなはかなさを美しく感じる国民性があると思いますが、パフェも桜と全く一緒で、テーブルに出てくる前からすごくワクワクしますが、一瞬で終わってしまうので、美しくも悲しくもありますよね。

「見た目も美しい日本のパフェが大好き」と語るラウラ・コピロウさん=本人提供
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 さらに日本には定食文化の中で、ご飯と一緒におかずやおみそ汁を口に入れる独特の「口内調味」という食べ方がありますが、パフェも同じです。いろいろなアイスや果物、ソースなどが入っていて、それを好きなタイミングでスプーンですくったり、混ぜたりしながら食べるという文化も体験できます。

訪日のきっかけに

 このように、パフェを食べると日本文化をまるごと体験できるのです。でも日本人はパフェが日本独自のものであることに気づいていないことがすごくもったいないと思うのです。海外の人にも、パフェを日本に行きたいと思うきっかけにしてほしいです。

 先日はついに全国47都道府県のパフェを制覇し、テレビ東京のバラエティー番組「YOUは何しに日本へ?」にも取り上げられました。47都道府県は景色も文化も食事も全部違うので、それぞれの地域の良さをぜひ皆さんにパフェで体験してもらいたいです。

 日本で暮らして14年になります。フィンランドの「おうち時間」を大切にするスローライフも良いですが、好奇心旺盛で新しいものが好きな私は、日本にいる方が自分らしくいられると感じています。今後はパフェやお風呂などの日本文化を国内外に伝えられたらと思います。

Laura Kopilow

 フィンランド生まれ。17歳で北海道函館市の高校に留学。ヘルシンキ大卒、北海道大大学院修士課程修了。フィンランド大使館商務部の上席商務官。著書に「フィンランド発 幸せが見つかるライフスタイル」(WAVE出版)がある。

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