札幌市立高校で2018年、女子生徒が男子生徒に体を触られて不登校になる事案があり、市教育委員会が25年にいじめ防止対策推進法に基づく「いじめ重大事態」と認め、調査を始めていたことが判明した。市関係者が6日、明らかにした。市教委は当時、性犯罪と捉えて警察の捜査に委ね、調査を行っていなかったが、被害者側からの求めに応じたという。
市関係者によると18年5月、当時1年だった女子生徒が下校中に同学年の男子生徒に体を触られた。女子生徒はその後、不登校になり、3カ月後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、学校に通えないまま退学した。市教委はいじめより重い性犯罪として警察に報告したが、重大事態に当たるか検討しなかった。
市内で23年に女子中学生がいじめを苦にして自殺したことを受け、市は24年4月に「いじめ防止基本方針」を改定。対策を強化した。今回は被害者側から過去の事案について申し立てがあり、調査を始めた。【水戸健一】
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