人間同士の会話も犬は理解している?(写真はイメージです) Anna Kumpan-Unsplash
<最新研究でわかった、人間の子供のように賢い犬たちの驚きの学習能力とは>
犬は訓練によって人間の言葉を理解する驚くべき能力を持っていることで知られているが、最新の研究で、一部の犬はそれ以上に賢いことが明らかになった。
サイエンス誌に掲載された研究によると、「ギフテッド・ワードラーナー」(GWL、言語学習の才能を持つ犬)と呼ばれる犬は、自分に直接話しかけられていなくても、人間同士のやり取りを聞いているだけで、新しい単語を習得できるという。これは1歳半の幼児と同じような能力だ。
「今回の研究結果は、偶然耳にした会話から単語を学習することを可能にする社会認知プロセスが、人間特有のものではないことを示している」と、論文の著者でエトヴェシュ・ロラーンド大学およびウィーン獣医科大学の研究者であるシャニー・ドロールは述べる。「適切な条件下では、一部の犬は幼い子供と驚くほど似た行動を見せる」
研究者らは、10匹のGWL犬を対象に2つの異なる状況でテストを行った。1つは、飼い主が犬と直接触れ合いながら新しいおもちゃを見せ、その名前を教える。もう1つは、飼い主は犬には一切話しかけず、別の人とおもちゃについて話しているのを犬がそばで見ているというものだ。
それぞれの条件で犬が新しいおもちゃの名前を聞いた時間は、数回のセッションを合わせて合計わずか8分間だった。その後、おもちゃを別の部屋に置き、飼い主が名前を指定して持ってくるよう犬に命じた。その結果、どちらの条件においても、10匹中7匹の犬が新しい名前を学習していた。
驚くべきことに、新しい名前を学習していた犬たちの正答率は、直接教えた場合が80%だったのに対し、立ち聞きした場合では100%だった。
GWL犬は極めて稀な存在だ。彼らの際立った能力は、個体としての素質と、ユニークな生活経験が組み合わさって生まれたものだと考えられている。
「これらの犬は、人間が言語を発達させることを可能にした認知能力を探求するための、極めて優れたモデルとなる」とドロールは述べる一方で、「すべての犬がこのように学習するわけではない」と強調している。
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