大学入学共通テストが17日、全国650会場で始まった。2022年度から高校で始まった現行の学習指導要領に基づく「新課程」に対応した2年目の試験となる。18日まで2日間の日程で、前回から導入された「情報Ⅰ」を含む7教科21科目が行われる。
会場の一つとなった東京大本郷キャンパス(東京都文京区)の正門前には、午前8時の開門に合わせて多くの受験生の姿があった。緊張した表情で参考書を確認したり、保護者や塾講師らから激励を受けたりしながら会場入りした。
国公立大文系が第1希望という私立高3年の男子生徒(17)は「今回から受験票は各自印刷する方式になり、3度確認した。これまでの自分(の努力)に対する返答になるよう、悔いが残らないようにしたい」と意気込んだ。
東大を志望する国立高3年の女子生徒(18)は「緊張していたけど、今は少し落ち着いてきた。1科目目の世界史を頑張ってきたので、力を出し切りたい」と笑顔を見せた。
出願者は2年連続増の49万6237人。初日は地理歴史、公民、国語、外国語、2日目は理科、数学、情報が実施される。前回、7教科中最も平均点が高かった情報Ⅰは難化すると予想されている。
大学入試業界では、出題形式が大きく変更された年は易しくなり、難易度の適正化を図るため翌年は難易度が上がる傾向があるとして「2年目のジンクス」と呼ばれている。予備校関係者らは「手応えが悪くても、慌てずに落ち着いて」と呼びかけている。
共通テストを利用する大学は、国公私立大、短大など813校。そのうち私大は前年比11校減の511校となったが、大手予備校の河合塾によると私大専願者の増加により、25年10月に実施した模試のデータでは私大の共通テスト利用志願者数も前年比で約1割増加しているという。
病気や事故などやむを得ない事情で当日受験できなかった受験生を対象とする追試験は、全国5会場で24、25日に実施する予定。【木原真希、西本紗保美】
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