ひび割れを防ぐため直射日光や風のない屋内で干す作業が続く色とりどりの生あられ=福岡県築上町で2026年1月12日午後4時2分、上入来尚撮影

 福岡県築上町の寒田(さわだ)地区で、冬のあられ作りが最盛期に入った。色鮮やかなじゅうたんを敷いたように生あられが陰干しされ、出荷の日を待っている。

 寒田地区では、寒い時期になると、家庭で地元産のもち米を使ったあられ作りが始まる。農家の宮崎千草さん(70)は、昨年末から夫英治さん(68)と製造に着手。もち米と塩、炭酸、食紅を基本の材料に、紫イモ、しょうゆ、青ノリなども使い、計10種類を作る。

 長さ4、5センチの短冊状に切りそろえた生あられをトレーに広げ、集会所の大広間を借りて3週間以上、時々混ぜながら乾燥させる。

 生あられと、加熱した煎りあられは主に県内のJA直売所や道の駅、イベント会場などで販売する。宮崎さん夫妻は「作る家は高齢化で数軒になったが昔ながらの味をなくしたくない」と話す。作業は例年、3月初旬まで続く。【上入来尚】

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