犬や猫をトラックで長距離移動させて各地でペットとして販売する「移動販売」を巡って、購入した犬猫が体調を崩したり、購入後に事業者と連絡が取れなくなったりするトラブルが相次いでいます。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「犬猫の移動販売」を解説します。
Q 犬猫の移動販売ってどんなものなの?
A 犬や猫をトラックなどで長距離移動させ、全国のイベント会場や空き店舗などで展示・販売する方法です。
Q 移動販売はいつごろから始まったの?
A かつて犬猫の移動販売をしていた業界関係者らによると、約30年前からホームセンターの入り口などで始まり、ペットショップや卸売業者が20~30匹を展示販売していました。
Q どんな問題が起きているの?
A 移動販売で買った犬猫がすぐに体調を崩したり、感染症や熱中症になったりすることが多いと獣医師は指摘しています。
Q なぜ体調を崩しやすいのかな。
A わずか2~3日の展示販売のために、トラック内の閉鎖的な空間で長距離の往復を余儀なくされます。獣医師はこうした環境が、子犬や子猫にとっては大きなストレスとなると指摘しています。
Q 購入後にトラブルがあった場合、どうなるの?
A 真摯(しんし)に対応してくれる業者もいますが、事業者がすぐに別の地域へ移動してしまい、連絡が取れなくなったというケースも少なくありません。移動販売での被害相談などに携わる「日本動物福祉協会栃木支部」の川崎亜希子支部長は、購入後に何か起きても連絡がつきにくく、結果として「ほとんどは泣き寝入りしているのが現状」と説明します。
Q 今後、移動販売はどうなっていくの?
A 川崎さんは「動物だけでなく、飼い主もつらい思いをする商業モデルが続いており、法改正で禁止へと踏み込むことが必要です」と話しています。
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