三重県桑名市の2025年の出生数が、9年ぶりに増加した。24年は738人だったが、25年は11人増の749人だった。移住者への市の補助金を利用して転入した家族に赤ちゃんが生まれるケースが目立っており、市は「人口減少対策の効果が出始めている」と分析している。【荒川基従】
市は住民基本台帳などから出生数を算出。12~16年は1200人前後で推移していたが、17年以降は毎年減少。特にコロナ禍では大幅に減り、23年には800人を切った。
市は人口減少対策の一環として23年度、市内に住宅を取得して転入した世帯に対し最大100万円を補助する移住・定住促進制度を導入。23年度は71世帯(222人)、24年度は2倍の139世帯(370人)が転入した。この計210世帯で、25年末までに55人の赤ちゃんが生まれた。
桑名市には約6万2000世帯あり、この2年間の移住世帯数は0・5%に満たない。だが出生数では、24~25年の3%以上を占めた。伊藤徳宇市長は「人口減少に歯止めが掛かる兆し」とし、「桑名に住みたい、住み続けたいと思ってもらえるまちづくりを進めていく」と話している。
桑名市は23年度に「人口減少対策パッケージ」を開始。移住支援や企業誘致、新婚や子育て家庭への支援、大学生からの政策提言など多面的に取り組んでいる。
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