店番や接客もしてくれる看板猫(写真はイメージです) Erik Witsoe-Unsplash

<店の看板猫を助けようと尽力した保護団体。しかし飼い主から返ってきたのは思いもかけない返事だった>

「ジミーはこの街のたばこ屋で暮らしていた。この店にとって6年で5匹目の猫だった」。ニューヨーク市ブルックリン区の猫保護団体グリーンポイント・キャッツは、インスタグラムにそう書き込んだ。ただ、思春期のメスのジミーは、それまでの猫と違って隙があれば店から飛び出してしまうことが多かった。「発情期の若いメス猫にはよくあること」だという。

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保護団体はこの子を避妊させてほしいと店に頼み、数週間にわたるやり取りを経て、猫を病院へ連れて行った。回復後は、この子を連れてきた店員が引き取るという前提だった。

ところが予想外の展開が待っていた。投稿によると、ジミーは回復までに時間がかかり、口内炎や寄生虫の治療も必要で、継続的に経過を観察する必要があった。その状況を知らせたところ、店員から返ってきたのは「もうあの子はいらない」という返事だった。

「ジミーは自分がいらないと言われたことを知らない。次は必ず、この子がずっといられるおうちを見つける」と同団体は力を込める。

グリーンポイント・キャッツのベッキー・ウィズダム代表は本誌に対し、この店とは何年も前からかかわってきたと打ち明けた。

同団体は病気やけがをした猫、家を失った猫を保護しながら、地域の猫たちをサポートしている。

「ジミーは直近でかかわった猫で、子猫の時に連れて来られた」とウィズダムは説明する。「痛み止めを与えて毎日口をすすぐ必要があり、回復に数週間かかった。口と歯茎に重度の炎症を引き起こす口内炎の可能性もあったので、経過観察も必要だった。口内炎は成長につれて治ることもあれば、歯の手術や洗浄が必要になる可能性もある」

店員の男性が、もうジミーの面倒を見たくないと言い出したのはそんな時だった。

「彼は、友達がペルシャ猫をくれると約束したのでジミーはもういらないと言った。ジミーに戻ってきてほしくないもう一つの理由は、この子の健康問題だった」(ウィズダム)

ニューヨークの街角の小さな店やデリにいる看板猫は「ボデガキャット」として有名だ。カウンターや棚の上など居心地のいい場所を見つけてくつろぎ、客を出迎え、ネズミも追い払ってくれる。

2025年にはボデガキャットの保護を求める草の根キャンペーンが展開されて法案が提出された。店に猫がいることを認め、ワクチンや定期健診といった基本的な世話を受けさせる狙いで、小売店で暮らす猫の健康と安全基準の確立も目指している。

生後9カ月のジミーは今、新しい飼い主を探している。「幸いなことに、口内炎は治り、炎症もかなり収まったので、歯の洗浄や手術は必要ないと思う」とウィズダムは言い、「この子は愛想が良くて人懐こい猫なので、ほかの猫や犬とさえ仲良くできる」と付け加えた。

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