竹への落書きが相次いでいる京都・嵐山の観光名所「竹林の小径(こみち)」で29日、小径と竹林の間を隔てる竹穂垣を入れ替える作業が始まった。経年劣化で大人の腰の高さほどにすり減った穂垣を撤去し、高さ約1.8メートルの新しい穂垣に入れ替え、落書きをしにくくする。昨年実施した竹林の一部伐採に続く対策だ。

 穂垣の整備は京都市が担当してきたが、ボランティア頼みで滞りがちだった。そこで今回は観光関係者でつくる嵐山保勝会が費用を出し、放置竹林の問題に取り組むNPO法人「京都発・竹・流域環境ネット」が作業を担った。整備には昨年実施したライトアップイベント「嵐山月灯路」の収益をあてる。

 市の昨秋の調査で、小径一帯の市有地の竹約350本にアルファベットなど文字を刻んだ落書きが確認されている。

 石川恵介副会長は「観光客からいただいたお金を地元に還元できて、感慨深い。唯一無二の竹林の風情を守りたい。地元の切なる願いです」と話す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。