カゴメが2日発表した2025年12月期決算(国際会計基準)は、売上高が2942億円(前年比4.1%減)で、6年ぶりに減収となった。世界各地の産地でトマトの増産が進み、カゴメが海外で手がけるピザソースなどの価格が下がった。

 純利益は148億円(同40.8%減)で、3年ぶりの減益となった。

 コロナ禍では、世界的にトマトの「巣ごもり」需要が生まれ、トマトが不足した。その後、世界中のトマト産地で増産が進んだ。

 カゴメは海外で、ピザやパスタソース(2次加工品)のほか、ソースの原料となるトマトペースト(1次加工品)などを製造、販売している。同社によると、米国でのペーストの市況は25年、前年比で14%下落した。一方で原料の加工用トマトの下落は3%にとどまり、売り上げや利益に影響したという。

 国内事業は堅調で、主力のトマトジュースの出荷量は、4年連続で過去最高となった。

 26年3月期は売上高3100億円(同5.3%増)への回復を狙う。欧州でのピザソースなど2次加工品の販売拡大に取り組むという。

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