虐待を受けた犬は肉体的にも精神的にも大きな傷を負う(写真はイメージです) Daniel Tischer-Unsplash
<違法な闘犬のために凄惨な虐待を受け、全身傷だらけになった犬が発見された>
米カリフォルニア州の動物保護センターで、「ここ数年で最悪の虐待ケース」という悲惨な状況に置かれていた犬が保護された。
【動画】闘犬に利用され「最悪の虐待」を受けながらも生き抜いた保護犬
ボクサーの入ったミックス犬のガーティは、道路脇に捨てられているところを発見された。あまりのケガのひどさに、発見当時はすでに息絶えていると思われたという。
ガーティを引き取ったヘレン・ウッドワード・アニマルセンターによると、1歳のガーティは、違法な闘犬興行で、闘犬の興奮をあおるために餌食として利用される「ベイトドッグ」だったとみられる。
発見時、ガーティは微動だにせず横たわっていたが、人が近づくと目を開けた。
ひどく衰弱し、全身に傷跡があった。耳は裂け、口の周りには開いた傷口があり、鼻先も無惨に傷ついていた。すぐに治療をしていなければ、生き延びることはできなかっただろうと同センターのスタッフは語る。
診断の結果、ガーティのケガは、拘束された状態で繰り返し攻撃を受けた際のものと一致した。これはベイトドッグに特有の傷跡だ。闘犬のベイトドッグには通常、おとなしく抵抗できない動物が選ばれる。
慈善団体のグレーター・グッド・チャリティーズによれば、ベイトドッグは訓練の標的として利用され、反撃できないよう鼻口部を固く縛られたり、歯を削られたりする。多くの犬が、耳の裂傷や顎の骨折、飢餓、そして「極度の恐怖」に苦しむ。
ガーティの状態も、同様の扱いを受けていたことを示唆していた。口をきつく縛られていたために歯は砕け、食事をすることも声を出すこともできなくなっていた。広範囲に及ぶ傷跡に加え、非常に若いうちから、おそらく何度も繁殖させられていた形跡も見つかった。
ガーティは、そうした境遇にありながらも、彼女を助けようとする人々に対して「穏やかで、愛情深く、信頼を寄せる」態度だったという。
ガーティのケースは、闘犬が米国の全50州で違法であるにもかかわらず、いまなお行われているという厳しい現実を示していると、同センターは指摘している。
【関連記事】
【動画】闘犬に利用され「最悪の虐待」を受けながらも生き抜いた保護犬
【動画】吠えるだけじゃ気づいてもらえない...機転を利かせるバーニーズマウンテン
【動画】独特すぎる「口調」で必至にお散歩をおねだりするハスキー犬
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。