@shelbyontiktok / TikTok
<はじめは虫刺されのように見えた斑点が、肌色からピンク、赤、紫へと変化して──>
米ミズーリ州の母親シェルビー・ラップは数年前、幼い息子の顔にある斑点について皮膚科医から「心配はいらない」と説明を受けていた。
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彼女が最初にその異変に気づいたのは、息子オリバーが2歳のときだった。斑点は目尻の近く、こめかみ寄りの位置に現れていた。
「正直、虫刺されにしか見えなかった」と、34歳のシェルビーは本誌に語っている。「そのときは夏で、外で過ごすことも多かったから、そう思い込んでいた」
最初の受診の際、皮膚科医はその病変をスピッツ母斑と診断した。スピッツ母斑は、子供によく見られ、通常は良性のほくろとされている。シェルビーは「変化があれば再受診するように」と告げられ、経過観察を続けていた。
しかし、時間が経つにつれ斑点は大きくなり、肌色からピンク、赤、さらには紫がかった色へと変化していった。二度目の受診でも問題ないとされたものの、母親としての不安は募る一方だった。
「三度目の予約を入れて、生検を求めた」とシェルビーは振り返る。「妊娠後期でホルモンの影響もあったと思う。でも......もう『大丈夫』という言葉を受け入れるつもりはなかった」
病院で軽くあしらわれたことに彼女は怒りを覚えると同時に、自分の感覚そのものも疑い始めていたという。「少し......自分がおかしいのかもしれない、過剰反応しているだけなのかもしれない、そんな気持ちになった」とシェルビーは語る。
ようやく生検が行われてから24時間も経たないうちに、検体は一晩でカリフォルニア州の専門検査機関に送られ、診断が下った。結果はスピッツ様黒色腫。ほくろによく似て見えることがある、珍しい、進行の速い皮膚がんだった。
検査結果は直ちに、テネシー州メンフィスにあるセント・ジュード小児研究病院に送られ、その日のうちに同病院から家族に電話が入り、できるだけ早く来院するよう指示された。自宅からは車で約5時間の距離だったが、家族は準備もそこそこに出発した。
「何が起きているのか理解するのに必死だった」とシェルビーは振り返る。「怖くて仕方なかった。みんなで、ただ泣き続けていた」
幸いにも、オリバーの経過は想像よりもはるかに良好だった。がんは早期に発見され、化学療法や放射線治療は必要なかった。その代わり、セント・ジュードの医師団は、約7年の長期にわたる予防的経過観察プログラムを組んだ。当初は数カ月ごとに通院し、徐々に間隔が空いていった。
シェルビーは、息子の体験をTikTok(@shelbyontiktok)で動画として共有し、これからも息子の代弁者であり続けると記している。
現在9歳になったオリバーは、継続中の研究の一環として通院を続けているが、がんは完全に寛解している。
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