茨城県守谷市の小中学校で、「算数・数学」に使うデジタル教科書の実証研究が行われている。教材制作大手の東京書籍や東京学芸大などと協力し、国が目指す2030年度の正式導入に向け、効果や影響を分析するのが狙いだ。
守谷市教育委員会は先行して21年度から一部の小中学校でデジタル教科書を導入し、タブレット端末や、教諭が黒板の代わりに使う大型モニターを各クラスに配備してきた。
12日には、市立郷州小学校5年2組で、デジタル教科書を使った算数の授業が関係者に公開された。児童は、個別に配られたタブレット端末とキーボードに向き合った。カレーライスやラーメンなど、好きな給食のメニューを選んだ人の割合を、帯グラフや円グラフに表す授業に取り組んだ。
電子ノートにデジタル教科書をコピー&ペーストし、書いたり消したりと試行錯誤しながら学べる仕組み。電子ノートは教諭に共有され、それぞれの児童の進み具合がリアルタイムでわかる。
授業を終えた相原大志さん(11)は「普通の教科書やノートを使うより便利で、見やすくまとめやすい」と手応えを語った。担任の池辺良真教諭は「児童全員のノートを集めるなどの手間が省け、業務の効率化にもつながっている」と話した。
実証研究の期間は25年10月から27年3月までの1年半。児童・生徒の操作ログ(記録)を集めて解析するなどして、教科書の改善につなげる。【酒造唯】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。