行方不明者の捜索や遺留品捜査に携わる警視庁の警察犬、ラブラドルレトリバーのブラックシャドー号(雄、11歳10カ月)が、11年の活動を終えて引退した。20日に東京都東大和市の警視庁警察犬第二訓練所で引退式があり、捜査員らが長年の労苦をねぎらった。
ブラックシャドー号は、捜索だけでなく銃器や薬物の探知能力を併せ持つ「ハイブリッド犬」。2018年5月には銃刀法違反事件の家宅捜索で拳銃1丁を発見し、容疑者逮捕につなげたとして警視総監賞を受賞した。温厚で高い集中力が特徴だったという。
ただ、人間では76歳に当たる年齢になり、最近は脚や耳が悪くなっていた。5年間「ペア」を組んできた小山貴義巡査部長は「さみしいけど『ありがとう。お疲れさま』と伝えたい」と話した。
今後は警察が関係する愛犬家の元で余生を過ごすといい、畑孝博鑑識課長は「課の一員として数々の現場に出動した。これからはのんびりしてほしい」と声を掛けていた。【朝比奈由佳】
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