狭い部屋でも猫と快適に暮らすことはできる(写真はイメージです) Chen-Unsplash

<部屋が狭いからといって、猫をあきらめる必要はない。猫と幸せに暮らすコツを獣医師に聞いた>

専門家によると、ほとんどの猫は狭い居住空間にも驚くほど順応できる。

集合住宅での暮らしに犬よりも猫の方が適している理由は大きさに尽きると話すのは、シュワルツマン動物医療センター(AMC)のアン・ホーエンハウス医師。「たとえ部屋が狭くても、グレートデンに比べれば猫はそれほどスペースを取らない」

猫は高い所を好む動物でもある。このため床面積に加えて縦空間も活用できる。猫タワーを設置するだけで、猫から見た部屋の活用度は高くなる。

「猫が高い所を好むのは、自分の縄張りに危険がないかどうかを見張って安心できるから」(ホーエンハウス医師)

狭い部屋の中の配置はある程度の工夫が必要だが、広々としたトイレを置き、トイレ場所を食事場所とはっきり区別することは必須だ。

「トイレと食事場所はできる限り離す必要がある」。トイレは猫の数プラス1が望ましい。猫が1匹ならトイレ2つの計算だが、限られた空間では難しいこともある。

猫タワーは猫が外の世界を眺められるよう、窓際に設置する。「窓を開ける場合は、猫が高所から落下するのを防ぐため、ぴったりと閉まる網戸を取り付ける必要がある」

意外にも、猫種は大きな問題ではないとホーエンハウス医師は言う。「集合住宅向きの猫を見つける上で、品種は大して関係ないと思う」

アメリカで飼われている猫のうち、ブリーダー出身はわずか20%のみ。ほとんどは雑種猫で、一般的に集合住宅暮らしになじみやすい。

保護猫は大抵の場合、屋内環境になじむことができる。ただし、外の暮らしに慣れた成猫が、閉じ込められると幸せになれないケースは稀にある。「そうした猫を室内に閉じ込めるのは可哀そうなので、元の集団や場所に戻す必要がある」

たとえよその家の庭にいた猫だったとしても、外に餌や水や隠れ場所を置いて助けることはできる。

ホーエンハウス医師によると、猫の不満は行動に表れる。

「猫は不満があれば餌を食べなかったり、隠れたり、トイレを使わなかったり、隙を見ては脱走しようとしたりする」。ただ、保護猫や外で暮らしていた猫が落ち着くまでには1カ月以上かかる場合もある。

自分の家で猫が落ち着いて暮らせるかどうか分からない場合は、一時預かりを試すこともできる。「助けが必要な猫を一時的に預かって、うまくいったら一生の相棒になれる」

もしもうまくいかなかった場合は保護団体が譲渡先探しを手伝ってくれる。外猫だった場合は仲間のところへ戻すか、安全で自由な場所に移した方がうまくいく場合もある。

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