厚生労働省が26日発表した人口動態統計(速報値)によると、東京都の2025年の出生数は前年比1.3%増の8万8518人で、9年ぶりの増加に転じた。出生数と相関が強い婚姻件数も8万5137件と4.8%増えた。区部を中心に都外からの若年層の流入が続くなか、都の手厚い子育て支援も相まって出生増につながったとみられる。

25年通年(1〜12月)の概数でプラスを維持すれば10年ぶりとなる。住民基本台帳に基づく25年の人口移動報告によると、東京都の転入超過は20〜24歳で5万7263人、25〜29歳で2万642人だった。

都は増加が続く税収を子育て支援策に集中的に振り向けてきた。結婚から出産、子育てまでを切れ目なく支援する一連の少子化対策は26年度予算案で約2.2兆円に及ぶ。

小池百合子知事は発表を受け「率直にうれしい。今後も『結婚したい』『子供を持ちたい』と望む方の安心感を醸成するため、なすべきことを果断に講じる」とコメントした。

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