仲間との日々を大切に、新たな世界に旅立つJFAアカデミー今治9期生=愛媛県今治市で2026年3月17日、松倉展人撮影

 「仲間を信じ、仲間を助け、仲間と共に成長を」。未来を支える中学生世代の女子選手を育てるために日本サッカー協会(JFA)が愛媛県今治市に設けた「JFAアカデミー今治」の第9期卒校式が17日、市朝倉公民館であり、過去最多タイの13人が全国に巣立った。

 9期生は兵庫、広島、香川、愛媛の各県から集まった。3年間の寄宿生活で今治市立朝倉中に通い、この日卒業。サッカーの技能とともに社会生活に必要なマナーやコミュニケーション、リーダーシップなどを仲間と学んだ。

 拠点とした今治市朝倉地区は、2025年3月に起きた山林火災で深刻な被害に遭った。今月12日には朝倉中の同級生らと復興への記念植林に参加した13人。卒校式で徳永繁樹・今治市長は「皆さんも3年前は言わば『苗木ポット』でしたが、地域の皆さんが栄養を注ぎ、地盤ができました。なでしこジャパンやプロの世界で活躍し、10年後にはこの今治に戻って進化を確かめてください」とはなむけの言葉を贈った。

 次いで13人は決意を表明。香川県綾川町出身で、佐久長聖高(長野)に進む板東咲依(さい)さん(15)は「ピッチの中でも外でも会話を絶やさずにコミュニケーションを大切にして、世界で活躍できる選手に」との目標を誓った。

 6月に開幕するワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に挑む日本代表の森保一監督も「皆さんと同じ世界の舞台で戦える日を心から楽しみにしています」とのビデオメッセージを寄せた。【松倉展人】

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