高齢者に階段の上り下りは危険なことも(写真はイメージです) Erik Mclean-Unsplash
<高齢の母親が、自分のための階段昇降機を使わずに歩いて下りてくる姿に娘は目を見張った>
階段を下りてきたママ・ルーことルシルは95歳。普段から上る時は昇降機を使っているが、元気があれば歩いて下りることもある。しかし電子メールで本誌の取材に応じた娘のマーラ・ラーゴによると、この時のママ・ルーは、自分から歩くと決めたわけではなかった。
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ママ・ルーを歩かせた「犯人」は、猫のエンジェルだった。
インスタグラムに投稿された動画(@mama_lu_rago)の中で、階段を下りてくる昇降機の椅子には、猫のエンジェルが当然という顔でゆったり座っていた。ママ・ルーは椅子の肘掛けにつかまりながら、慎重な足取りでそれに続く。娘が思わず「どうなってるの?」と声をかけると、ママ・ルーは「この子が椅子から降りてくれないの」と応じた。
猫のエンジェルは3歳で、耳が聞こえない。ママ・ルーは自分が不便な思いをしても、昇降機の椅子でくつろぐ猫の邪魔をしないことを優先した。その光景に笑い転げたラーゴは、「猫がついにママに運動させた」と書き添えている。
この時以来、エンジェルは、昇降機の椅子に飛び乗るのが習慣になった。ただしラーゴによると、「母が座る必要のある時は、エンジェルは足元のフットレストに乗って一緒に下りる」という。
母親の安全を心配する娘に対し、ママ・ルーは猫を乗せると言ってきかないという。「ママ・ルーが正しい時もある」とラーゴは認めるしかない。
エンジェルがこれほど大切にされるのには理由がある。エンジェルはクウェートの団体を通じてサウジアラビアで保護され、愛猫のディーバを数カ月前に亡くしたばかりのママ・ルーが引き取った。
ママ・ルーとエンジェルの絆は最初から強かった。毎晩、ママ・ルーが「となりのサインフェルド」の再放送を見ていると、エンジェルは自分の耳が聞こえないことを忘れて大声で鳴き、寝る時間を知らせる。ラーゴは真夜中にママ・ルーがエンジェルに「大好き」とささやく声で目が覚めることがあるという。
「『お母さんの声、その子には聞こえないけど私に聞こえるよ!』って言いたいけれど、母が毎晩、聞こえない耳に愛をささやく邪魔なんてできない」とラーゴは話した。
3月2日にインスタグラムに投稿された動画は18日までに1200万回以上再生され、4600件を超すコメントが集まった。ただ、有名人になったことにママ・ルーは戸惑っていた。注目されたからではなく、普段着姿だったからだ。
「ママ・ルーは95歳で毎日必ずおしゃれする」とラーゴは説明する。「眉と口紅、黒髪はお約束。でもこの動画がバズった時、ハロウィンのナイトガウン姿だったことを恥ずかしく思った」
もっとも、年齢に関係なくペットが主役という事実の方に注目したユーザーは、こんなコメントを書き込んでいる。
「いいね、順番が逆だけど。私たちもうちのフワフワのためにそうしてる!」
「お約束その1:猫がくつろいでる時は、どんなことがあっても動かしちゃいけない」
「お母さん可愛すぎ! 椅子泥棒のゆっくりまばたきも」
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