クラゲの展示種類世界一で知られる山形県鶴岡市立加茂水族館が施設の増改修工事を終え、4月1日に新装オープンする。3月20日に関係者向けの内覧会が開かれ、世界初展示を含む100種のクラゲが来場者を魅了した。
新館として増築された研究所棟2階の「マイクロアクアリウム」では、バーのカウンターをイメージして並べられた水槽の中で浮遊する小型のクラゲを観察できる。1階は学習会に利用できるレクチャールーム、3階はクラゲの繁殖・研究用に5~28度の温度管理ができる6室を備えた。
クラゲの展示スペースは1・5倍に拡大。直径約2メートルの大型水槽6基を新設し、展示数を80種から100種に増やした。飼育が難しいとされる「ミノクラゲ」やヨーロッパの大西洋沿岸に分布する「カトスティラス・タギ」、瀬戸内海で見つかった小型で世界初展示の「アマノガワクラゲ」など新入りもお目見えしている。
奥泉和也館長は「100種類のクラゲを紹介することは夢のまた夢と思っていたが、水族館をさらに進化させる形で実現できた。ぜひ子どもたちに見てもらい、自然の不思議さを感じてほしい」と期待する。
同館は1930年に前身の水族館が開館。クラゲは97年から展示し、2014年に全館リニューアル。12年ぶりとなった今回の工事は23年12月に始まり、25年11月からは臨時休館していた。工事費は約20億円。リニューアルオープンに合わせてネーミングライツ(命名権)を酒田市の東北エプソンが取得し、通称「東北エプソンアクアリウムかもすい」と名付けられた。【長南里香】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。